Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

DTC-77ES

SONY DTC-77ES

投稿日:2017年5月21日 更新日:

本日はSONY社製のDATデッキ、DTC-77ESです。

カセットデッキの3ヘッドと同様、録音中に再生モニターが可能な4ヘッド機です。

大きな不具合はないとのことですが、定期メンテナンスということで依頼を受けました。

筐体を開け、メカを取り出すためにケーブル類と固定ネジを取り外します。

デッキメカです。DTC-1500ESに似ています。DTC-2000ESとはトレイ開閉メカが異なります。こちらの方が鋼製で耐久性が高いと思われます。

ドラムヘッドの部分をアップにしました。写真中央に見えるのはスポンジ製のヘッドクリーナーですが、劣化して触ると粉々になりました。このクリーナーはスポンジの変質によりヘッド表面を腐食させるため、撤去することが必要です。

珍しいアングルで撮りました。ピンチローラーの表面、弾力には異常はありません。ピンチローラー留め具の劣化により取れやすくなっていないか確認も必要です。

メカをひっくり返しました。一番下に見えるのは、ヘッドの信号を処理するRFアンプですが、4ヘッドのため2個付いています。

基盤を外し、構成部品すべてを点検していきます。

2DDのリールメカです。リール部を指で回転させたときにブレーキが利いているか、また、ソレノイドを押し下げたときにスムーズに回転するか確認します。

キャプスタンモーターです。スムーズに回転するか点検します。

モードベルトは硬化&変形しています。これは5~10年で交換が必要ですね。

リングギアの可動部は完全に固着しています。これが原因でDTC-500,300,55ESは樹脂製ギアが破損しますが、この機種はベルト部分が応力を吸収しますので大丈夫です。

固着部のグリスを慎重に清掃します。CRCで柔らかくし、清掃後にグリスを塗布します。

組み立てて試運転です。大変良好に動作するようになりました。

最後にテープパスを点検したところ、若干の狂いが見られましたので調整し修理完了です。

やはりカセットデッキやDATデッキは定期点検が必要ですね。

-DTC-77ES
-, ,

執筆者:

関連記事

SONY DTC-77ES トレイ開閉不可

SONYの4ヘッドDATデッキ、DTC-77ESです。 トレイが開かなくなったということです。 リモコンも反応しません。 そもそも電源ONで即CAUTION表示ですので、動くはずがありません。 メカを …

SONY DTC-77ES

久々に登場のDTC-77ESです。長期間倉庫に保管していた機体で、再生するとノイズ混じりになるということです。考えられる理由はいくつかありますが、今回はどうでしょうか? 到着しました。早速カバーを開け …

SONY DTC-77ES

これまで何度かお取引いただいているお客様からDTC-77ESの修理依頼をいただきました。 最近、中古購入したが再生時ノイズが混じるということです。 カバーを開けました。高級機だけあって中身が詰まってい …

SONY DTC-77ES

このところDATデッキの修理が続いています。 SONYのDTC-77ESです。テープ走行はOKですが、再生音はノイズ混じり、かつ途切れます。 外装も内部も綺麗な美品です。 再生時の動作状況を点検します …

SONY DTC-77ES

本日の修理第2弾はSONYのDATデッキ、DTC-77ESです。 バブル時代にふさわしく、超重量級のDATデッキで、トランスもアナログ回路用とデジタル回路用の2つが搭載されています。 通常DATは2ヘ …

検索

2017年5月
« 4月   6月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

カテゴリー

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11(作業場兼事務所)
Audiolife 代表:小西
050-3717-0768(留守電専用です。トラブル防止のため、緊急時以外は記録が残るEメールをご利用ください)
E-mail:audiolife2017@yahoo.co.jp

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM