本日はDTC-55ESの修理です。
LONGモードでの録音ができないという故障です。再生はできるということですので、おそらく基板の故障と思われます。試しに録音してみましたが、スタンバイ状態でも数秒で停止してしまいます。最初はテープの検出スイッチを疑いましたが、問題はないようです。
珍しい故障ですので、メカ部の故障かメイン基板の故障か特定を行うために、メカが欠損している手持ちのジャンク機に修理依頼のあった機体のメカを取り付けてみました。
結果、症状は変わりません。メカ部の故障ということがわかりました。録音のみできないといった症状からドライブボードの故障でしょう。
見た目では異状は確認できませんでしたので、パーツボックスにあったスペア品に交換したところ、不具合は解消されました。後ほど検証したいと思いますが、電解コンデンサーの容量抜けが原因ではないかと思われます。
当店では、修理対象の機器を限定することで、パーツのストックが確保でき、迅速な修理を可能としております。その結果、修理費も安価に済み、オーナー様の負担軽減を図ることができます。今回の修理もメカの点検調整も含め費用は18,000円です。故障機をお持ちの方は是非ご相談ください。