DATデッキもテープメディアを使用しますから、カセットデッキと同様に定期的なヘッドクリーニングが必要となります。
ヘッドが汚れると、カセットデッキの場合は音がこもりますが、DATデッキの場合は、デジタルノイズの発生、または無音状態となります。
ヘッドクリーニングは、カセットデッキの場合は乾式(クリーニングテープ)・湿式(無水アルコール等)の2通りの方法がありますが、DATデッキは高速でヘッドが回転しますから、ヘッドの保護のためと思われますが乾式のみとなっています。
DATのヘッドは、この写真の中央部の位置(反対側にもあります)に付いていますが、デッキを納品したお客様から、「カバーを開けて綿棒で直接清掃した」という話を聞くことがあります。
幸いにもトラブルには至らなかったようですが、カセットデッキと違い、DATデッキのヘッド(チップ)はとても壊れやすく、これまで破損したデッキを数多くみてきましたので、絶対に直接清掃することはしないようお願いします。