Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

ワンポイントメモ

2DDリールモーターの修理

投稿日:

※誹謗中傷を目的とした閲覧や許可なき転載を禁じます【All Rights Reserved】。

SONY製の民生用DATデッキのうち、DTC-1000ES、DTC-1500ES、DTC-2000ES、DTC-A8、DTC-ZA5ESには、2DDのリールメカが搭載されています。微妙な仕様は異なりますが、サイズも互換性も含め基本的な部分は共通です。

写真のメカで、左右独立したモーターで駆動されます。このユニットの故障で多いのは、片側のリールが回転しないというものですが、これは、ご覧のとおり基盤が集積化されていてほぼ修理不可でユニットごとの交換となります。

次に多い故障が再生後数秒で停止するというものです。これもいくつかの原因が考えられますが、修理可能な故障として、回転センサーの不具合が挙げられます。

写真中央に写っているのがセンサーです。左右ひとつずつあります。

半田付けで固定されていますので、慎重に取り外します。

CR2032電池と比べるとその小ささがわかると思います。2mm程度の大きさです。

故障しているユニットからパーツを移植します。方向を間違えないように半田付けします。

このセンサーは、発光部と受光部が一体となっています。リールの放射状の模様の反射の状態を読み取り、回転を検知します。

デッキメカに取り付け動作確認します。動作良好、修理完了です。DATデッキの不調でお困りの方は当店までご相談ください。

-ワンポイントメモ
-,

執筆者:

関連記事

へッドの寿命

お客様からDTC-59ESの修理依頼がありました。 突然音が出なくなったとのことです。ヘッドのクリーニングは行ったということですので、機器を送っていただき修理を行うことになりました。 機器が到着後動作 …

硬化したピンチローラー

DATデッキのメンテナンスを行っているときに、カチカチに固くなったピンチローラーと遭遇するときがあります。その硬さはというと、「ゴム」ではなく、「プラスチック」のようです。 ピンチローラーの硬化により …

ヘッドの互換性

SONY製のDATデッキは約10年間製造され、その間、7種類(ポータブル機を除く)のヘッドが開発されました。 以下に「ヘッド型番/使用機種」を掲載します。 DOH-01AR/DTC-1000ES(XD …

操作ボタンの誤作動

先日、SONYのカセットデッキの修理を終え、点検を行ったときのことです。 再生ボタンを押すと一時停止状態になり、 巻き戻しボタンを押すと早送りになってしまいます。 これは、スイッチの接触不良が原因です …

スポンジ製ヘッドクリーナー

先日修理依頼をいただいたDTC-77ESですが、テープ走行音が耳障りです。この場合に考えられるのは、「ヘッドの回転音」と「ヘッドとテープの擦れ音」のいずれかです。 ヘッドの回転音は、ヘッドの軸受け部分 …

検索

2017年10月
« 9月   11月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(留守電専用です。トラブル防止のため、当店へのご連絡は記録が残るEメールをご利用ください)
E-mail:audiolife2017@gmail.com

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM