今日はSONYのDTC-1000ESです。テープを挿入したまま不動となったとのことです。
早速点検しましょう。
・・・動作します。中にテープが閉じ込められていました。ということは接触不良の可能性が高いですね。
メカ内部に写真中央に写っている検出スイッチがありますが、ここの接触不良です。接点復活剤を少量塗布します。
メカの固着はありませんが、古いグリスを綺麗に除去し、可動部に微量のグリスを塗布します。ベルトも状態は悪くありませんが、折角の機会ですので交換します。
オーナー様のお話では、「ローディングから再生が始まるまで時間がかかる」とのことでしたが、1000ESは、メカの構造上、他機種と比べて再生に至るまで時間を要します。
今回の修理に併せ、イジェクトボタンのグラつきの修理も行うことになりました。これは以前も記事にしましたが、内部で破損が起きています。
表示パネルを分解していきます。
ここがイジェクトスイッチの裏側です。
ボタンと取り付け部が破損で分離しています。
破断部分をゴムシートでつなぎます。
上手くいきました。
動作テストを行います。良好です。同型機の不具合でお困りの方は当店までご相談ください。