今日は本ブログ初登場のデッキです。
TEACのV-550Xです。久しぶりに使用しようとしたところ不動となっていたということです。
電源をONにすると、「ギャギャー」と耳障りな音が発生します。再生はできません。
カバーを開けてメカを目視点検します。初めて見るメカです。
メカを取り出しました。2ヘッドシングルキャプスタンというオーソドックスな構成です。
アイドラーはギヤ式を採用していますので、破損しない限りメンテナンスフリーです。
メカ背面のモーター、フライホイールの順に取り外します。
可動部にグリスアップします。
新しいベルトを掛けて組み立てます。折長95mmです。
テープポジション検出などを行うスイッチの接点を清掃します。
メカを本体に戻します。動作OKです。
スライドVOLに接点復活剤を処置します。
315Hzのテープを再生して速度の調整を行います。
ヘッドアジマスの調整を行います。
左右同レベルの信号を入力し、それを録音し、元の信号と同じ波形になるようバランス調整を行います。
複数のテープで録音再生状況を確認し、完了です。