少し前に当店でトレイ修理を行ったCDPのオーナー様から、もう一台のCDPのトレイ修理のご依頼をいただきました。
今回もSONY製です。CDP-X33ESという型番です。
トレイは動作しますが、閉まる時が弱々しい感じです。
メカを取り出す前に試しに再生してみましたが、左チャンネルの音が割れています。また、無音になったり、正常に近い状態に戻ったりと不安定な状況です。
カバーを開けます。嫌な予感がします。
TC-K555(333)ESGで悪名の高いELNA社製のコンデンサーが液漏れしています。18ケのうち大半が同じ状況です。
底板を取り外します。プリントパターンに腐食が見られます。
まずはベルト交換を行います。メカを降ろして、
トレイユニットを切り離すとローディングシステムにアクセスすることができます。
このベルトが劣化していますので交換します。
注文したパーツが届きました。
頭にマーキングしている電解コンデンサーを交換します。プリントパターンが痛んでいる箇所はバイパス処置します。
交換しました。
かなりの液漏れです。
ピックアップレンズクリーニングを行った後、CDをセットします。
音の歪み等は無くなりました。
以上修理完了です。