カセットデッキやDATの製造が中止され既に10年以上が経過しました。
メーカーによる部品供給もストップし、故障や破損、消耗した部品を入手するためには、オークションでジャンク機を丸ごと入手するのが最も手っ取り早い方法で、私もよく利用します。
一方で、当社に修理依頼があるデッキには、そのオークションで落札したものということも少なくありません。
出品者の説明では、「電源は入りましたがテープが無いので動作確認していません。したがいましてジャンク出品、ノークレームノーリターンでお願いします。」と記載があったということです。
もしかすると動作品かな?と思って落札されるんでしょうが、私の経験上、上記のような出品物の90%以上は故障品です。
他者と競り合って、比較的高価な価格で落札し、さらに修理費用が上乗せになるわけですから、たまったものじゃありません。
少なくても、「不動の場合は返品返金対応します。」程度の出品物でないと、思わぬ出費を伴いますことを十分理解の上、オークションに参加することをお勧めします。