SONYのカセットデッキのうち、ESLシリーズの故障で「操作不能」というのがあります。
ひとつはアシストモーターのゴムベルトの劣化による操作不良で、これは、ESLに限らず同じメカを採用している前後モデルに共通のウィークポイントです。
ふたつ目は、動作したりしなかったりというものですが、原因はここです。
赤外線リモコンの受光部です。
こんなふうに基盤に取り付けられているのですが、この四角い銀色のシールドの中に小型の電解コンデンサーが3ケほど内蔵されていて、この劣化によりあたかもリモコンを操作しているような状態になります。
電解コンデンサーはかなり小型のものが使用されていて交換は困難なので、ジャンク機などから取り外したユニットを丸ごと交換するのが得策かと思います。
本日のワンポイントメモでした。
※2017/8/27 上記不具合はESAシリーズでも発生します。