DATデッキの修理を終え、筐体を閉じる前の最終点検でふと目に留まるものがありました。
写真は撮り忘れましたが、電源コードに灰色のビニールテープが巻いてありました。嫌な予感がしてそのビニールテープを外してみると、予感は的中しました。
電源コードの接続部分が写真のようになっていました。よくよく見ると、プラグ側のケーブルは純正ではありません。
この状態では、接触抵抗により発熱しますし、絶縁もビニールテープでは万全ではありませんので、最低でも半田付けの後に熱収縮チューブ等で絶縁を行う必要があります。そうでなければ、コネクタは無視して電源基板に直接半田付けを行っても良いかと思います。
おそらく、この機体は電源コードの切断されたジャンク品として流通していたもので、それを入手した方が、何とか稼働しようとして電源コードを接続したものでしょうが、低圧といえども100Vが印加されていますので、何が起こるかわかりません。
この機体については、純正ではないケーブルでしたので、同型機のコードと交換を行い修理を完了しました。