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オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

TC-K222ESA

SONY TC-K222ESA

投稿日:2017年10月7日 更新日:

お客様からTC-K222ESAの修理に関するお問い合わせがありました。

トレイ開閉は可能、再生不可とのことです。ちょうど同型機をオークションに出品していたので、それをお勧めしましたが、修理をご希望されました。

ほどなくして機器が到着しましたが、なるほど、なかなかの美品です。これまで大事に使われていたことがわかります。

早速修理に移ります。

メカを取り出して、トレイやリアパネルを外します。

ヘッド周りやブレーキに異状が無いか目視点検します。問題はありません。

ピンチローラーです。右はプロ用のクリーナー「S-721H」でクリーニング後(研磨は行っていません)です。効果抜群です。

キャプスタンブロックを切り離します。

ここのコンデンサーは故障の原因となりますので、新品に交換します。

続いて心臓部です。各パーツに異状がないか点検します。

アシストモーターの動力を伝達するこのベルトが加水分解により伸びきっています。ここが故障の原因です。

ベルトを新品に取り換え、元通りにメカを組み立てました。

メカの動作は良好です。

テープ速度、アジマスの点検です。

バイアスキャリブレーションも良好です。

最後に録再バランスをチェックし修理完了です。ESAの末っ子ですが、上級機に負けない良好な音質でC/P抜群の機種です。

同様のデッキの不具合でお困りの方は是非当店にご相談ください。

-TC-K222ESA
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