前回CT-7のメンテナンスを行った勢いで、所有しているほかのデッキの整備も行いました。
左がCT-9、右がCT-8です。
私が初めて所有したカセットデッキがPIONEERのCT-3という普及機でした。その時の最上位機がCT-9で、当時憧れの的でした。
今思えばなぜこんなに巨大なのか不思議ですが、オープンリールデッキと並べても遜色のない存在感です。
いずれも5年以上前にジャンク機を入手し、簡単な整備を行い使用していましたが、最近、早送りと巻き戻しが不調となっていました。
原因はCT-7と同様、アイドラーゴムの劣化であろうと想像していました。
この2機種のメカは共通で、デッキメカの背面から簡単にリールモーターユニットを分離することができます。
すると、写真の中央のようにアイドラーが見えますので、これをとりはずします。
これはまったくの偶然ですが、AKAI(A&D)のGX機のアイドラーゴムとほぼサイズが同じです。カチカチに固くなったゴムを取り外し、新しいゴムリングに取り換え、気持ちよく動作するようになりました。
製造されてから、もう半世紀近く経つのにまだまだ現役でいられるなんて、今の家電にはありえませんね。
まだまだ素晴らしいオーディオライフが楽しめそうです。