ダイソーで購入した100均テープ、先ほどは聴感での報告でしたが、今回は周波数特性を測定しました。
使用した機材は、デッキはNakamichiのDRAGON、PCにDAコンバーターを接続し、フリーソフトのWAVE GENEとWAVE SPECTRAを使用し測定しました。
それでは早速開始します。100均テープの前に、まずはメタルテープとクロムテープの特性を見てみましょう。最初はSONY製のメタルテープです。
さすがに高域が伸びています。次はTDK製のクロムテープです。
メタルと遜色ないですね。それでは100均テープに行ってみましょう。
まずはマクセルULです。
先ほどのものより高域の落ち方が早いですが、ノーマルポジションでは標準的と思われますし、聴感上はわからないかもしれません。
それではメーカー不明のテープです。
性能的には一番落ちますね。11kHzあたりから急激に落ち込んでいますので、音楽ジャンルによっては気づくかもしれません。また、今回の測定はドラゴンを使用しましたが、ほかのデッキではそれ以上に違いが出る可能性があります。
何より一番の欠点は、今回の測定にあたり、当初はSONYのTC-K222ESJを使用したところ、バイアスキャリブレーションで適正値に合わすことができませんでした。これでは音楽用としては使いづらいかもしれませんね。
【結論】ダイソーの100均テープはマクセル製を購入すべし。