当店で扱っているデッキは、古いもので製造後30年を経過しようとしています。そうすると、製造時には想定しなかったような故障が起きるようになります。
それでも電子部品については、ネットの威力もありまだまだ入手は可能ですが、その機種専用の部品となると中古品を探すか別なものを流用し修理を行うことになります。それでも特殊なものは、いざ必要となったときになかなか見つからないものです。
そこで、部品取り用のジャンク機を入手したときは、できる限り残りのパーツも有効活用することが必要になりますが、メカや基盤を抜き取った後の抜け殻も増えてくると場所を取りますので、暇を見て使えそうなパーツのみ取り出し残りは廃棄することにしています。
今回はDTC-55ESをメイン(他機種用もあります)にストック用パーツを取り出しました。
モーターのほか、スィッチやセンサー類、
破損しやすいギヤや消耗品のピンチローラー、パーツの留め具、ビス類などが主となります。
これは何かお分かりでしょうか?トレイ開閉メカの一部なんですが、プラスチックでできているため、白い部分が稀に破損することがあります。力が加わる部分なので破損個所の補修が難しいためスペアとして確保します。
カセットデッキもDATデッキもこれからまだまだ無くならないでしょうから、今後も想定外の故障が発生する可能性がありますが、当店では将来に備えて必要なパーツの確保に努め、お客さまのニーズに対応していきます。