Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

ワンポイントメモ

A&D GX-Z9100 超高速回転

投稿日:2018年2月19日 更新日:

久々のGX-Z9100です。

メカの修理を終えて、試運転を行っていたときのことです。メカからコントロール基板に繋がっているケーブルに触れたとたん、「ヒューン」という音が聞こえました。何が起きたのかと思い、メカを覗き込んでみると、キャプスタンのフライホイールが異常な高回転をしています。

再度ケーブルを触ると、元に戻りました。

原因はこのコネクタのようです。

わかりやすく大きい写真にしました。コントロール基板を取り外してプリント部分を見てみると、コネクタの半田部の一番右側とその隣でクラックが発生しています。これくらいはっきりしたクラックの場合は修理が簡単で済みます。

半田クラックの多くは、「背の高いパーツ」「コネクタ」「入出力端子」に発生します。要するに振動や応力が加わる場所ということなのですが、A&Dの製品では、そのほかフラットケーブルの取り付け部でも多発しますので注意が必要です。

-ワンポイントメモ
-, , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

キャプスタンのワッシャー(GX機他)

今日はGX-93やGX-Z9100などデュアルキャプスタンモデルの整備の話です。 分解するとキャプスタンの背部には回転を安定させるための巨大なフライホイールが取り付けられています。右側の磁石が取り付け …

SONY製ESデッキのピンチローラークリーニング法(その2)

昨日記事にした、SONYのESシリーズカセットデッキのピンチローラークリーニング法以外にも、簡単かつ特殊な方法がありますのでご紹介します。 不要になったカセットのテープ部分を切断しすべて引き出してしま …

グリップとスリップ

カセットデッキにおいて、テープを巻き取るリールを回転させるメカニズムは、SONYのTC-K555ESLなどに多く採用されているギヤ式のアイドラーと、 A&DのGX-Z9000、9100に採用さ …

SONY製ESデッキのピンチローラークリーニング法

SONYのESG以降のカセットデッキは、左側ピンチローラーの汚れや劣化によるテープ走行の乱れが問題となることが少なくありません。 具体的な現象としては、テープを再生していると、突然「ミリミリ」という音 …

ナカミチ(Sankyo製)のリールモーター

先日、ナカミチやKENWOODに使用されているSankyoメカののリールモーターについて、あることに気がつきました。 モーターをOH後に慣らし運転をしていると、少し違和感を覚えました。いつもよりも少し …

検索

2018年2月
« 1月   3月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728  

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM