今日は最近ジャンク機として入手したTC-K555ESGの修理を行いました。ところが、メカの修理を終えて動作確認しているときに他の不具合を発見しました。
カウンターが点灯していません。以前も一度、同じ経験をしたことがあります。その時はFL管の不具合ということで、ほかのジャンク機から移植して事なきを得ました。
早速フロントパネルを外し、ディスプレイ基板を取り出しました。試しに修理待ちのTC-K333ESGに取り付けてみましたが、やはり点灯しません。この基板には電解コンデンサー2個と制御用IC、FL管、リモコン受光部くらいしかありませんので、故障個所の特定はそう難しくはありません。電解コンデンサーが怪しいと思い交換しましたが状況は変わりません。手持ちのジャンク機はESAシリーズしかないので、互換性のチェックをしてみることにしました。
これは333EA用です。非常に似ているのですが、ピンの取り付け位置も含め、まったく別物です。ここであることに気が付きました。
この写真はESGです。パネルの左上が白くなっています。明らかにESA用とは状況が異なっています。
原因がわかりました。パネルの横に出っ張っているガラス管の部分が破損しています。右写真は正常なESA用です。ここは製造時に真空引きする箇所なんでしょうが、何かの拍子にその部分が割れてしまったようです。
これでは点灯するわけありません。さあ困りました。333(555)ESGのジャンク機は在庫がありませんので、修理不可です。この555ESGは当分の間、倉庫にストックしておくことにします。
どなたか333ESG(555ESG)の要らないパネルをお持ちではありませんか?