先日記事にしたDTC-1000ESの電源トランス故障の続きです。
ディスプレイ基板等に5V電源を供給する電源部に不具合があり、原因を突き止めたところ、トランスの故障だということが判明しました。
このデッキのトランスは特殊品ですので、通常は修理不能のジャンク品からスワップし修理することになりますが、ジャンク品を入手してもほとんど修理してしまうので、なかなかトランスを手に入れることができません。
そこで、発想を転換すれば、故障は交流約8Vの電源ですから、オリジナルのトランスが無くても、この部分だけ他から供給すれば事足ります。
最初は外部電源を取り付けようかと思いましたが、邪魔になりますし、電源トランスのサイズや規格などを調べるうちに、デッキ内部の空間にトランスを設置できるのではないかとの考えから、数百円の100V-8Vの電源トランスを購入しました。
写真右の中央の黒いものが追加で設置したトランスです。ゴムシートで絶縁し固定しています。配線を終え、動作チェックです。
まったく問題なく動作します。
ただし、こういった改造品は、他の方にお渡しすることはできませんので、このデッキは、これまで私が使用してきた1000ESを手放して、その代替としてジャンクトランスが手に入るまで私個人が使用することとしました。
どなたか私が使用していた1000ESを購入したいという方はいらっしゃいませんか?ネットショップに出品しましたので是非ご覧ください。