発注したパーツが到着しましたので交換作業を行います。
アイドラーを取り外します。
完全にすり減っています。
パーツはもちろん純正品は入手できませんので、ギヤが同サイズの代替品を使用します。
組み込みました。きちんと動作するかリールモーターに直接電圧を加えてテストします。OKです。あとは元通り組み立てていくだけなのですが、
ピンチローラーを専用クリーナーで清掃します。綺麗になりましたね。
このデッキのヘッド周りのメカはAKAIと似ているのですが、当時、技術提携でもしていたのでしょうか?
トレイの組み立てに手こずりましたが、動作できるまで組み立てました。この状態で動作確認や調整を行っていきます。
まずはテープスピードです。315Hzのテープを使用しました。修正前は1%弱速い状態でした。キャプスタンモーターの後部にある調整孔に細いドライバーを差し込んで調整します。
続いてヘッドアジマスです。オートリバースですので、FWD・REWの両方の調整が必要です。それほどの狂いはありませんでした。
録再バランスも問題はありません。ヘッドフォンVOLのガリを修正し修理完了です。
暫しの間、試聴します。このデッキ、結構良いですね。走行系が非常に安定しています。
今回は初めてのモデルのため分解組み立てに時間を要しましたが、このブログがいつか別の機会に役立つことを期待します。