今日は朝から愛機TC-R6のメンテナンスを行いました。
古い機器ですので、録再バランスやテープスピードの点検調整は定期的に行う必要があるのですが、以前から気になっていたRECインジケーターの接触不良の修理も併せて行います。このデッキは重量が約27kgありますので、ラックから降ろすのも一苦労です。
今回は、1KHzの基準信号が記録されたテープを使用します。
OUTPUTをADコンバーター経由でPCに接続し、19cm/s、9.5cm/sそれぞれのテープ速度調整を行い、その後、機器底部の調整ツマミでOUTPUT-LEVEL、METER-CAL、REC-LEVELの調整を行います。調整用の半固定抵抗は、十年ほど前に新品に交換しましたので、スムーズに作業を終えることができました。
続いてRECインジケーターの修理です。右側のランプが点灯しないことが度々あって気分がよくありません。電球の接触不良のようです。
12Vのムギ球です。今回はLED化します。
LEDは定格が3.6v-20mA程度ですので、電圧を降下させるために500Ω程度の抵抗を挟みます。
(12v-3.6v)/0.02A=420Ω ですね。
絶縁加工をします。
最後は熱収縮チューブで防護します。
電球の代わりに取り付けて、
さすがに明るいですね。左側も同じように加工し完了です。
録再点検です。やっぱりオープンリールは音が良いですね。テープ幅とテープ速度の違いでこれほど素晴らしい音が出るとは驚きですね。
空のテープが沢山ありますので、今日一日はお気に入りのJAZZでも録音して楽しみます。アナログオーディオは楽しいですね。