大地震の発生で約1mの高さから床に落下したTC-R6ですが、暫定的ではありますが本日復旧することができました。
地震が収まったときの状態はこんな風でしたが、
元々は
この位置でした。普通は頭を下にして後ろ向きになると思うのですが、なぜだか180度横ひねりして落ちていました。
この落下によるダメージの状況ですが、
真上から見た写真ですが、フロントパネルが変形しています。また、テープをセットする「リール台」が奥側に若干引っ込んでいて、テープを回転させると本体と擦れてしまいます。
リール台は、リールモーターと内部でこのように直結されていますので、この部分を一旦緩めて手前側に引っ張り出しました。これで本体と擦れることは無くなりました。
問題はここです。右の写真は正常の状態ですが、テープを固定する「クランパー」の先端が折れています。ちょうど指でつまむ部分がかなり短くなっていて、テープを固定するのが厳しい状態です。
これは修復不可ですので、ネットでいろいろと検索し、専門に修理を行っている方にも問い合わせましたが、希少なパーツということで、やんわりと断られました、それでも何とか使用はできますので、当分パーツ探しを継続することにしました。
電気系やそれ以外の外装には奇跡的にダメージはなく、正常に使用できます。
今度は落下しないように、ワイヤーで引っ張り、突っ張り棒で支えています。もう40年の付き合いになる大切なデッキが復活して安心しました。
※今日現在、電気は道内でほぼ100%復旧しましたが、輸送系がまだ混乱しています。機器発送などでご迷惑をお掛けしておりますが、今しばらくお待ちください。