Audiolife - Enjoy your audio life!!

オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

ワンポイントメモ

キャプスタンのワッシャー(GX機他)

投稿日:

今日はGX-93やGX-Z9100などデュアルキャプスタンモデルの整備の話です。

分解するとキャプスタンの背部には回転を安定させるための巨大なフライホイールが取り付けられています。右側の磁石が取り付けられているのが磁力で回転しモーターとなります。もう一方はベルトで結ばれ慣性で回ります。

モーターでないほうを拡大しました。こちらにはこのようにプラスチック製のワッシャーが取り付けられています。これはもちろん、本体側と接触しないように付けられています。

ところが、たまに見かけるのは、DIYで整備された機体なんですが、このフライホイールの回りが鈍いことです。よくよく見てみると、本来ワッシャーの無いモーター側の軸にもワッシャーが取り付けられています。そのため、バックプレートとの隙間の余裕が無く摩擦力が増大して回転が重くなり動作不良となります。

これは正常に組み込んだメカですが、この状態でフライホイールを指で回転させると、磁石の無い側は、ワッシャーがあるためスムーズに回転しますが、反対側は、ワッシャーが無いため、本体側と擦れてしまいます。DIYで整備した方は、おそらくこの状態を何とかしようと本来不要なワッシャーをとりつけてしまうんだと思います。

ではなぜ、磁石のある側にワッシャーが無いかというと、このフライホイールは背面のコイルの磁力によって後部に引っ張られますので、自ずと本体との間に隙間ができるため、ワッシャーが無くても本体と接触することはないんです。

ただ、他機種では両方ともワッシャーがついているものもありますので、DIYで整備される方はそのあたりを十分注意してください。

-ワンポイントメモ
-,

執筆者:

関連記事

リールモーター故障の回避法

最近カセットデッキの故障の原因で多くなりつつあるのが「リールモーターの故障」です。そして、その故障の原因は、内部ブラシ・整流子の酸化による接触不良がほとんどです。 新品のモーターが入手できるのであれば …

テープ速度

アナログ機器であるカセットデッキでは、適切なメンテナンスによりテープ速度を基準値内に保つことが重要です。 テープ速度は、キャプスタンの回転速度とシャフトの直径で決定されますが、そのキャプスタンの速度の …

ピンチローラーの割れ

先日修理したTC-K555ESXのピンチローラーの件です。 ご覧のとおり、全周にわたり酷いひび割れが生じていました。このピンチローラーは、見た目から、おそらくSONY純正のものと思われますが、これまで …

キャプスタンベルト

一部機種を除き、カセットデッキにはキャプスタンを回転させるために、ベルトが使用されています。 キャプスタンの回転の正確性は、ワウフラッターに大きな影響を及ぼします。そのため、キャプスタンベルトには、回 …

カセットテープのサイズ

カセットテープは、テープのグレード(Normal,Crom,Metal)や製造メーカーの違いで特性がかなり異なりますので、修理後の動作チェックを行う際には、数種類のテープを用いて行うことにしています。 …

検索

2018年9月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

住所
066-0038
北海道千歳市信濃3丁目11-1-1
Audiolife 代表:小西隆幸
050-3717-0768(現在、電話での修理受付は行っておりません。当店へのご連絡はページ上部の「お問い合わせはこちら」をご覧ください)

営業時間
月〜金: 9:00 AM – 5:00 PM
土: 9:00 AM – 12:00 PM