A&DのGX機のうち、GX-Z9100(EX)、GX-Z7100LTDには木製のサイドウッドが標準装備されています。
これら機種でよく見かけるのは、サイドウッド固定用ボルト部のワッシャーの割れです。
ワッシャーは硬質プラスチック製で、経年劣化により割れて写真のような状態になってしまいます。それでも、取れてしまったパーツが残っていれば接着して事なきを得るのですが、大概は紛失してしまっています。もちろん新品は今となっては入手できません。
左に写っているものが標準な状態で、右は上部が欠けたものです。造りはシンプルですので、今回は複製にチャレンジします。
100円ショップの手芸コーナーにもありますが、「おゆまる」というような商品名のプラスチック製粘土を用いて型を取ります。詳しい説明はここでは割愛します。
その型に「CONTOUR」という2液硬化タイプのパテを流し込みます。
数十分放置し、型を抜くと複製が出来上がります。
塗装しました。左は標準品、右が複製品です。仕上げを終えていませんので、近くで見ると表面の粗さが気になりますが、遠目ではなかなかの出来に見えるかと思います。
この方法で、欠品したスイッチのボタンやツマミも複製できることがありますので、ぜひお試しください。