皆さんはテープはどのように保管していますか?オープンリールに比べ、コンパクトカセットもDATも取り扱いが簡単ですので、あまり気にしないという方が多いのではないでしょうか?
短期間に限定した利用目的であれば、それでも問題はありませんが、長年保管したい大切なテープとなるとそうはいきません。
これはAKAIのGX-93の取扱説明書から抜粋しました。重要なポイントがいくつか書かれています。
まずは保管場所です。磁気と湿気・高温は厳禁です。これは直感的にわかるかと思います。
次に保管方法ですが、早送りや巻き戻しをしないで保管するということです。途中まで再生・録音したテープを早送りや巻き戻しして保管すると巻き取りが不ぞろいとなってテープが伸びたり変形したりするということです。その結果、リールの回転が重くなり、テープ走行不良となります。
つまり、録音再生したテープは、そのままの状態でケースに入れて、エアコンで湿度が管理された部屋の冷暗な場所で保管し、定期的に最初から最後まで早送りか巻き戻しをしましょうということです。これはコンパクトカセット、DATのいずれにも当てはまると思います。
みなさんも大量のテープをお持ちでしょうから、いちいち面倒と思うかもしれませんが、死ぬまで残したいというテープはこれぐらいの努力は必要ですのでご参考としてください。