今日はSONYのDATデッキDTC-A8の修理です。
トレイ開閉はOKですが、ディスプレイが点灯しません。おそらく電源部に問題を抱えているものと思われます。
電源部の大型の電解コンデンサーを触ると、左上のものがグラついています。半田クラックでしょうか?
半田割れというよりも基板のプリントパターンごと剥がれていました。近くの端子との間にバイパスを処置します。
ついでに周辺の点検を行うと、ヒューズ抵抗が絶縁していました。
47Ωです。交換パーツはメーカーが異なりますので見た目も異なります。当店のブログを見て、「普通の抵抗に交換している。危険だ」と勘違いしている方がいたようですが、同じヒューズ抵抗です。
無事復旧しました。今回の故障は、背の高い電解コンデンサーが長期間の振動等で接触不良を起こし、接触が回復した瞬間、回路に突入電流が流れたことによりヒューズ抵抗が破断したものと考えられます。