今日はYAMAHAのデッキを修理しました。
K-1000というdbxを搭載した3ヘッドデッキで、1982年発売当時の価格は108000円と高級機です。
不具合の状況はというと、LINE入力の音が歪んでいます。
それでも、録音再生を繰り返していると、不具合が解消されるときがあります。初めはRECVOLやバランスVOLの接触不良を疑いましたが、そうではないようです。
いずれにしても症状から接触不良であることが濃厚です。録音再生を繰り返していると、基板から「カチ」という小さな音が聞こえてきます。
その音源を辿ると、リレーがありました。
取り外して接点の状態を確認すると、黒く酸化していました。非常に間隔の狭い接点ですが、細く切った紙やすりを使って酸化被膜を除去しました。
歪みは完全に解消されました。
それにしてもこのデッキ、40年前の製品にしてはデザインが秀逸ですね。音質ももちろんバッチリです。