PIONEERの3ヘッドデッキCT-770の整備を行いました。ベルトやアイドラーゴム交換などを終えて、いざ試運転!と思ったらまったく動作しません。多少のわけのわからない動作はするものの、早送りや再生等はまったくダメです。
(写真はCT-970のものです)このデッキは、写真のポテンショメーター(可変抵抗器)でメカのコントロールを行っています。
10kΩのBカーブですが、、、、抵抗値を測定してみると、185kΩになっています。これでは動作するわけはありません。
形状が特殊ですので同じものは用意できません。ということで、大きさはかなり違いますが、左のようなポテンショメーター10kΩ-Bを用意しました。
一番の問題はこのシャフトの形状です。元々付いていたものには切り欠きがあります。
一生懸命削りました。
アダプターには無事収まりました。
取付もOKです。さあ上手くいきますように・・・
完璧な動作です。命拾いをしたCT-770、リボンセンダストヘッドで繊細な音を奏でています。