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日記

今日の出来事(TC-K222ESA)

投稿日:

今日は少し時間が取れたので、昨年末に入手したジャンクデッキの修理に着手しました。

ところが電源が入りません。

基板を観察します。・・・ヒューズがありません。

とりあえずヒューズを付けてみます。1.25Aです。

やはり電源は入りません。ところが、キャプスタンは回転していることがわかりました。ということは、表示パネルへの電源ラインの不具合でしょうか?

基板を取り出しました。222ESAと222ESLは、半田クラックの点検を行う必要がありますので、いずれにしても基板の脱着は行います。

目を凝らしてチェックします。

見つけました。ひどい有様です。とても中途半端な補修痕があります。半田が基板から浮いて、端子同士がくっつきそうです。表面を確認すると、一見コネクタに見える端子部であることが分かりました。これは破損しやすい接続部を防護するためのものですが、おそらくコネクタと勘違いして馬鹿力で引き抜いたのでしょう。そして慌てて補修に挑戦したものの、途中で心が折れて挫折してしまったんでしょうね。

この程度の補修は簡単ですが、何か嫌な予感がしたので、手持ちの基板と交換することにしました。

無事復旧しました。抜け止めの付いているコネクタはありますが、馬鹿力の必要なコネクタはありませんので、くれぐれも修理の際にはご注意ください。

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