今日は少し時間が取れたので、昨年末に入手したジャンクデッキの修理に着手しました。
ところが電源が入りません。
基板を観察します。・・・ヒューズがありません。
とりあえずヒューズを付けてみます。1.25Aです。
やはり電源は入りません。ところが、キャプスタンは回転していることがわかりました。ということは、表示パネルへの電源ラインの不具合でしょうか?
基板を取り出しました。222ESAと222ESLは、半田クラックの点検を行う必要がありますので、いずれにしても基板の脱着は行います。
目を凝らしてチェックします。
見つけました。ひどい有様です。とても中途半端な補修痕があります。半田が基板から浮いて、端子同士がくっつきそうです。表面を確認すると、一見コネクタに見える端子部であることが分かりました。これは破損しやすい接続部を防護するためのものですが、おそらくコネクタと勘違いして馬鹿力で引き抜いたのでしょう。そして慌てて補修に挑戦したものの、途中で心が折れて挫折してしまったんでしょうね。
この程度の補修は簡単ですが、何か嫌な予感がしたので、手持ちの基板と交換することにしました。
無事復旧しました。抜け止めの付いているコネクタはありますが、馬鹿力の必要なコネクタはありませんので、くれぐれも修理の際にはご注意ください。