普段はラックの最下段に鎮座し置物と化している愛機GX-Z9100です。
昨日のCR-40の件があったので、動作点検を行いましたが・・・
・・・?再生ボタンを押しても反応がありません。こちらも知らぬ間に故障しています。
作業台には別のデッキが修理中で載せられませんので、急遽床の上で修理開始です。
キャプスタンベルトが無い!と思ったら脱線してモーターのコイルとの間に挟まっています。珍しいこともあるんだな、とベルトを引っ張ると、
破断していました。AKAI(A&D)のデッキではほとんど見られない光景です。
メカを取り出して、ベルトを交換し、
無事修理完了です。
肝心の破断したベルトはというと、引っ張ると簡単に切れてしまうほど劣化しています。右写真は、(左)切れたベルト(右)標準品です。ご覧のとおり、切れたベルトは標準品よりも幅が小さいことがわかります。
GX-Z9100は6・7年前に中古不動品を購入し、アイドラーゴム、カムモーターベルト交換や録再調整などのメンテナンスを行ったものですが、これまでこの幅のキャプスタンベルトは使用したことはありませんので、破断したベルトは元々付いていたものと思われます。
テープデッキの最大のウィークポイントであるゴムパーツは、定期的なメンテナンスや交換が必要とつくづく実感しました。