本ブログ初登場、SONYのダブルカセットデッキ、TC-WR800です。
今回はベルト交換+αということでご依頼をいただきました。
早速カバーを開けます。
デッキAとデッキBはメカは同一ですが、背面の基板が異なります。
この機種のキャプスタンベルトは角ベルトが使用されていますが、溶けて破断していました。
メカはフロントパネルにビス4本で固定されています。キャプスタンモーターの背面に速度調整用の穴が2つ開いています。丸い方がハイスピード用、もう一つはノーマルスピード用です。
背面の基板とモーターを取り外します。折長約110mmのベルトです。
本体に戻します。動作良好です。
デッキAも同様に作業を行いました。
調整に移ります。基板上の端子をショートさせてテストモードにします。
315Hzのテープを再生して、ハイスピードダビングのボタンを押します。すると倍速再生になります。
630Hzを中心に針が触れるように合わせます。
ノーマルスピードも同様です。
ヘッドアジマスの調整を行います。オートリバースですので、FWD・REVの両方行います。
最後に入出力バランスの調整を行い、
完成しました。