久しぶりにDTC-500ESの修理を行いました。
再生を開始してもすぐにテープ走行が停止します。
カバーを開けました。30年以上前で160,000円の価格でしたので、高級なパーツがふんだんに使用されています。
トレイユニットを取り外すと、メカの全貌が現れます。
ジャンクカセットデッキのフライホイールを活用した重しをテープの上に載せて、動作状況を目視点検します。
テープはローディングされますが、リールが回転しません。基板またはリールユニットが故障しているようです。
そのため、テープを取り出すと、写真のような状態になっています。
底板を取り外してメカを裏側から見たところです。まずはリールユニットの交換を行います。
リールユニットを取り出しました。基板上の電解コンデンサーは交換済みです。
DTC-55ESのジャンク機からユニットごと移植します。もちろんメンテナンス済みのユニットです。
無事復旧しました。
ついでにメカを分解してベルト交換やグリスアップなども行い、動作も快適になりました。