当ブログ初登場、TEACのオートリバースカセットデッキ、R-616Xです。
再生を開始すると早送りになるということでしたが、
私が点検したときは正常に動作しました。どこか接触不良になっているようです。
カバーを開けました。見たことのあるメカです。
メカを取り出してカセットホルダーを切り離します。
アイドラーはギヤタイプですので、ほぼメンテナンスフリーです。
ピンチローラーは弾力がありますので、表面を軽く研磨し専用クリーナーで処理を行います。
メカ背面のモーターを取り外したところです。
右下にリーフスイッチがありますので、接点を清掃します。
キャプスタンベルトは新品に交換し、元通り組み立てます。
メカを本体に戻して調整に移ります。315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の点検を行います。
モーター背面にドライバーを差し込んで調整します。
ヘッドアジマスの点検を行います。大幅な狂いが見られます。
調整を行います。オートリバース機はフォワード・リバースそれぞれ調整が必要です。
最後に録再バランスを行い、修理完了です。