先日、ドイツ人の方からメールをいただきました。
文面は、日本語に翻訳されたものでしたが、用件はというと、A&Dのカセットデッキ、GX-75(日本ではGX-Z7100)のことでした。
GX-75のキャプスタンモーターは、FGサーボですが、上級機のようなクオーツロックのシステムは搭載されていません。それを独自の回路で実現したということです。
しかし、クオーツロックの回路には水晶発振器が必要となりますが、丁度良い周波数のものがドイツ国内で入手できず、適正なテープ速度にならないことから当店にHELPがあったという次第です。
当店は修理店ですのでパーツの販売などの問い合わせには対応できませんが、非常に興味深い内容でしたので、早速、在庫のジャンク基板を探してみることにしました。
ありました。GX-93のコントロール基板です。写真中央の4.0701MHzという仕様のパーツです。こういったものはこれまで修理に使用したことはありませんので、私にとっては無用の長物です。
そこで、このパーツで改造に成功した場合は、そのレポートをお送りいただくという条件で、無償で提供させていただきました。
レポートが届くのはいつになるかわかりませんが、届いた際にはブログにアップしたいと思いますので、興味のある方は楽しみにしていてください。