これまで何度か当店をご利用の方からのご依頼です。
SONYの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、TC-K75の点検調整を行います。
テープ走行はしますが、いろいろ不調な点があるということです。
バイアスキャリブレーションのメーターがほぼ振り切っていて調整することができません。
まずは消磁を行います。
再生の周波数特性は悪くありません。
カバーを開けました。
オーナー様からのリクエストです。ハウジングランプをLED化します。
この電球を交換します。電圧はAC8V弱です。
交換後です。明るくなりました。
巻き取りトルクは正常ですが、バックテンションが少し強めです。
化粧パネルを取り外します。調整用のバネが最も強い位置に掛けられています。最も弱い位置がベストのようですので掛け直しました。
ミラーカセットを用いてテープの走行状態を目視点検します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の点検を行います。
調整を行います。
テストテープを再生しています。レベルとメーターの調整を行います。
再生ヘッドのアジマス調整を行います。
録音ヘッドのアジマス調整を行います。
バランス調整を行います。
適正バイアス量とメータ表示が一致するように調整を行います。
レベルも同様に調整を行います。
録音の周波数特性は良好です。
聴感で録音再生状況を確認します。
以上メンテナンス完了です。