Aurexの2ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、PC-X66ADです。
テープ走行が不調ということです。
再生は正常ですが、
早送りや巻き戻しではアイドラーがスリップしてリールが頼りなく回転します。
カバーを開けました。アイドラーはメカの上部から目視で確認できますが、交換は容易ではありません。
ヘッドのコネクタを切り離すためにADRES基板を取り外します。
底面です。操作スイッチのケーブルがメカに固定されていますので、メカ脱着時は注意が必要です。
メカを取り出しました。
メカ背面です。分解を進めます。
ソレノイドユニット、
モーター基板、
フライホイール、
ようやくリールユニットを取り外すことができました。メカは空っぽの状態です。
グリップ力の強いシリコンゴムに交換します。
ピンチローラーアームです。
劣化が進行し、柔らかいプラスチックのようになっています。
アイドラーゴム交換後です。
スリップは解消されました。
テープ速度やバイアス、バランス等を点検調整し、以上修理完了です。