TEACの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、C-2の修理依頼をいただきました。
右チャンネルの出力不良ということでしたが、
動作確認を行うと、不具合は再現されませんでした。スイッチや端子部の接触不良もありませんでしたので、そのことをオーナー様にお伝えし、今回はメンテナンスを行うこととなりました。
ハウジング内部の突起を押すとキャプスタンが回転し、再生ボタンを押すとヘッドとピンチローラーが上がります。この状態でピンチローラーをクリーニングします。
リールのトルクは問題ありません。
カバーを開けます。
RECVOLやOUTPUTVOLにガリが見られましたので、VOL内部に接点復活剤を微量注入します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の調整を行います。
ヘッドアジマスの調整を行います。
テープポジションごとの録再バランス調整を行います。
聴感でのテストを行い、作業完了です。