A&Dの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、GX-Z5300の修理依頼をいただきました。
数年ぶりに動かしたところ故障していたということです。
テープをセットします。再生を開始するとメカは反応しますが、リールが回転せずに即停止します。早送り巻き戻しはOKです。
カバーを開けます。
メカを上から覗きます。フライホイールにベルトが掛かっていません。
フロントパネルを取り外し、
メカを取り出します。
バックテンション用のベルトが切れていました。
新しいベルトを掛けます。
メカの底側ですが、ここにもベルトが見当たりません。
メカ背面のプレートを取り外します。
ベルトがモータープーリーに巻き付いていました。径76mmの新しいベルトに交換し、メカを組み立てます。
本体に組み込んで動作確認を行います。
テープ速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
バイアスキャリブレーション後に録再バランス調整を行います。
聴感でのテストを行い、修理完了です。