以前、当店でBX-2を修理されたお客様からのご依頼です。
中古動作品を購入されたということで、今回は速度やバランス等の調整のご依頼でしたが、
テープ走行時にメカから「ガー」という音が鳴り続けます。おそらくアイドラー硬化によるスリップが原因です。
カバーを開けました。異音の発信源はやはりアイドラーです。
カバー、底板、フロントパネルを取り外し、メカを取り出します。
メカを分解していきます。
ようやくアイドラーが現れました。
ゴムリングは、これでよく動作していたものだと感心するくらいプラスチックのように硬化し、取り外し時にパリンと割れてしまいました。同サイズのゴムリングと交換します。
キャプスタンベルトとモードベルトを交換します。
静音化しました。
テープ速度、
再生レベル、
再生ヘッドアジマス、
録音ヘッドアジマス、
録再バランスを調整し、
修理完了です。