TEACの3ヘッドデュアルキャプスタンカセットデッキ、V-870の修理依頼をいただきました。
操作をまったく受け付けません。
カバーを開けました。キャプスタンモーターは回転しています。
しかし、このモード切替用のプーリーが固着しています。ベルトも見た目から劣化していることが伺えます。
メカを降ろします。
プーリーを引き抜きます。グリスが乾いて白くなっています。
劣化しているベルトを交換します。径47mmです。
背面のパーツを分解していきます。
リールユニットを取り出しました。左右リールを脱着してグリスアップします。
硬化しているゴムリングを交換します。
ロータリーエンコーダーの接点部を清掃し、スライド接点専用グリスを処置します。
新しいベルトを掛けて組み立てます。
テープポジション検出スイッチの接点を磨きます。
メカを元に戻して動作確認を行います。
REC-VOLに酷いガリが発生しています。
フロントパネルを取り外し、VOLの隙間から接点復活剤を注入します。