SONYのDATデッキ、DTC-59ESの修理依頼をいただきました。
4・5年ほど前までは正常だったということですが、
音はでますが、途切れ途切れになったり、酷いノイズ混じりであったりします。
カバーを開けます。拡大鏡を用いてヘッドチップの状態を確認すると、汚れが付着していましたので、除去します。これでノイズはほぼ消えましたが、走行状態が不安定で100%ではありません。
メカを降ろします。
底面の基板とリールユニットを取り外します。
テープガイドが途中で引っ掛かることがあります。
また、白黒ギヤを固定している留め具が割れて、今にも外れそうです。
留め具はEリングに置換します。
ガイドレールが変形し、間隔が狭まっていますので修正します。
ストレスなく動くようになりました。
リールユニットです。左側のブレーキパッドが4mmほど右側にズレています。
回転部分は脱着してグリスアップします。
ブレーキパッドの状態です。
貼り直します。
カセットホルダーを切り離します。
ピンチローラーが硬化してカチカチになっています。
ゴムを張り替えます。
カセット検出スイッチに接点復活剤を処置します。
カセットホルダーの可動部にグリスアップします。
音出し確認をします。OKです。
入出力別、モード別の録再状況を確認し、修理完了です。