PIONEER製3ヘッドカセットデッキ、T-D7の修理依頼をいただきました。
少し前にヤフオクで入手されたという機器です。
再生はできますが、明らかに速度が1~2割程度遅くなっています。また、少し経つと、「キーー」という嫌な金属音が発生します。
カバーを開けます。
メカを本体から切り離します。
汚れたピンチローラーとキャプスタンを清掃します。
キャプスタンモーターを交換します。12V2400rpmです。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の調整を行います。
ヘッドアジマスの調整を行います。
オートチューニング(XD FLAT)を作動させます。
その後に録再状況及びバランスを確認します。
早送り巻き戻し時にパーツが擦れる音が気になりますので、メカを再度降ろしてリール周りにグリスを処置します
テープポジションの異なる複数のテープで録再状況を確認し、修理完了です。