先日修理したTC-KA7ESですが、
整備後の動作確認時のことです。再生時はアイドラーが空回りし、リールが上手く回転しません。また、早送り巻き戻しの回転が遅い感じがします。
(これは記事用に撮影したほかの機体の写真です)しかし、ハウジング内の化粧パネルを外すと、正常に作動します。
化粧パネルの裏側を点検します。すると、写真中央部に傷がついていることがわかりました。
ちょうど、アイドラーの支点部のシャフトの位置です。ここが干渉していたようです。シャフトはモーターのシャフトですので調整ができませんので、
先ほどの傷が付いていた部分をリューターで少し削ります。
正常に動作するようになりました。おそらく経年によるプラスチックの変形が原因と思われますが、この現象はほかのESモデルにも起こり得ますので注意が必要です。