TASCAMの３ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、122mkⅢの修理依頼をいただきました。
当店のブログに掲載している修理記事と同じ症状ということでご依頼をいただきました。
電源をONにすると、かなり大き目なモーター音が１・２秒鳴り響き、ランプが３ケ点灯します。
カバーを開けてメカを取り出します。
化粧パネルとカセットホルダーを切り離します。
キャプスタンモーターユニットを固定している六角ナットを緩めます。
これでキャプスタンモーターユニットを取り外すことができます。
続いてカムモーターを取り外します。
ギヤが割れています。代替ギヤを用意します。
ギヤ類を脱着してシャフト部を清掃後にグリスアップします。
接点を清掃します。
リールモーターユニットを取り外します。
リールを脱着してグリスアップ、アイドラーゴム交換を行います。
ピンチローラーとヘッドを専用クリーナーで清掃します。
動作確認を行います。
再生ヘッドのアジマスを調整します。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度の調整を行います。
録音ヘッドのアジマス調整を行います。
バランス調整を行い、最後に録音テストを行って修理完了です。
