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CT-8

PIONEER CT-8

投稿日:2023年11月13日 更新日:

PIONEER製2ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、CT-8の修理依頼をいただきました。

テープ走行できないため再生不可ということです。

RCHのメーターランプが切れています。

当店でのテストでは、動作は弱々しいものの、かろうじて再生可能でした。

巻き戻し不可です。メカ内部のゴムパーツの劣化が原因と思われます。

カバーを開けました。

フロントパネルを取り外して、固定しているビスを緩め、メカを取り出します。

キャプスタンモータープレート、フライホイールを取り外します。

再生用のアイドラーゴムを交換します。19*14*2mm~17*12*2mmほどのサイズでOKです。

リールモーターを取り外すと、早送り巻き戻し用のアイドラーが現れます。

ゴムリングを交換します。17*12*2mmです。

問題はリールモーターに取り付けられている特殊なプーリーです。ゴムが硬化していますが部品は入手できませんので、スリップ防止のためシリコンチューブを被せます。

ピンチローラーとヘッドを専用クリーナーで清掃します。

メカを元に戻して動作確認を行います。VOLやスイッチ類に接触不良が見られますので、接点復活剤を処置します。

メーターのカバーを取り外して、切れたランプを交換します。AC7Vです。

光り方を合わすため、左右とも交換しました。

315Hzの信号が記録されたテープを再生し速度の調整を行います。

ヘッドアジマスの調整を行います。

録再バランス調整を行います。

録音再生状況を耳で確認し、修理完了です。

 

-CT-8
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