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オーディオライフ:カセットデッキ、DATの販売・修理を行っています。故障でお困りの方はご連絡ください。

DTC-500ES

SONY DTC-500ES

投稿日:2024年2月2日 更新日:

SONY製DATデッキ、DTC-500ESの修理依頼をいただきました。

テープ走行がすぐに停止するということです。

テープをセットします。普通に再生できました。

早送り巻き戻しも正常です。このことをオーナー様にご連絡し、詳細な状況をお聞きしたところ、色々なテープで試しても変わらなかったということです。

この状況で考えられるのは、カセットの検出スイッチの接触不良です。

検出スイッチに必要な処置を行い、再度動作確認を行います。ところが、正常だった再生が早回し状態になったり、テープ走行できない状態になったりと不調になっていました。

カバーを開けました。なぜかピンチローラーが中値半端な位置で停止しています。

原因は、可動式のテープガイドが固着していたためです。なぜ、最初の動作確認で正常に再生されたのか不思議です。

底板を取り外し、コントロール基板を開きます。メンテナンス性に優れた設計です。

MDボードのコンデンサーは交換済みです。

デッキメカを取り出しました。

固着していたのはこのテープガイドアームです。

脱着して固着部を清掃・グリスアップします。

硬化が進行しているピンチローラーを交換します。

メカの構成ユニットを取り外します。

心臓部のリングギヤを清掃・グリスアップします。

リールユニットです。ブレーキの効きを確認し、リール部にグリスアップします。

ロータリーエンコーダーを取り外してギヤが正常であることを確認します。

カセコンユニットを取り付ける前に、テープに重しを載せて動作確認を行います。

ベルトが劣化しています。

交換します。

トレイのガイドバーにシリコンオイルを塗布します。

トレイの開閉や再生状況を確認します。

録音テストを行い、修理完了です。

 

-DTC-500ES
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