一昨年に当店で修理したXK-009ですが、トラブルが発生したとのご連絡をいただきました。
テープが絡まったということです。また、操作ボタンの反応が悪いということです。
リッドが開きません。これではメカを取り出すこともできずピンチです。
カバーを開けました。
フライホイールを指で回しているうちに、少しトレイが開きましたのでリッドを取り外します。
左側のキャプスタンにテープが絡みついています。
メカを降ろして、フライホイールを回しながらピンセットで絡まったテープを除去します。
すべて除去できたと思ったら、キャプスタンに頑固に貼り付いているテープの破片がありましたので、除去し、アルコールで清掃します。何かわかりませんが、テープに付着していた粘着質のものがキャプスタンに貼り付いたことが原因のようです。
元通りに組み付けて動作確認を行います。
お話しにあったようにボタンの反応が今ひとつです。
この機種には5ピンタイプのタクトスイッチが使用されていますが、現在では流通していませんので、スイッチの隙間から接点復活剤を処置します。
改善は見られましたが、
ポーズボタンのみ反応が気まぐれですが、時間の経過に従い改善が見られるようになりました。
今回はこれで完了です。