先日、カセットデッキの修理を終えて、動作確認のため、いつも聴いているBGM用のテープを再生しました。
動作は好調です。
一旦途中で停止し、テープを取り出しました。TDKのAD2という銘柄の150分テープです。極薄のテープですので、走行状態を点検するにはもってこいです。
他のテープを再生した後に、さきほどのAD2をセットして再生を開始したところ、酷い音揺れが発生しました。デッキに何か起こったのかと焦りましたが、他のテープでは正常に再生されます。
AD2を点検したところ、右側のピンチローラーの部分が撓んで、奥に引っ込んでいます。このままデッキにセットすると、キャプスタンの上をテープが通過することになります。こんなことは初めてですので、デッキに問題があるのかと、色々と点検をしましたが、他メーカーの150分テープでは同じことは起こりません。
そこで、ほかのデッキでAD2を再生して取り出してみると、やはり同じようにテープが撓んでしまいます。今のところ原因は分かりませんが、テープの問題でしょうか?それともデュアルキャプスタンとの関係でしょうか?不思議なこともあるものです。