少し前に下取りしたV-5010の修理を終え、テストを行ったときのことです。
動作は完璧ですが、出力が途切れます。
背面の出力端子の接触不良が原因でした。基板との接続箇所の半田クラックが原因と思われます。
半田クラックを補修するためには、この機種ではメイン基板を脱着しなければならないので、まずはリヤパネルを取り外しました。
詳細な工程の説明は省略しますが、基板を脱着して再半田を行いました。
リヤパネル以外は元通りに組み付けて、動作確認を行います。ところが、何か変です。メーターレベルが常時少し上がっています。しかも、テープ走行はするものの、肝心の音が出ません。
ただし、なぜかノーマルテープのみ音が出ます。その代わり、メーターは振り切ったままです。作業にはミスはないはずですので、どこか接続不良や半田クラックがあるのでしょうか。1・2時間ほど悩み、「もうダメか?」とあきらめかけた時です。「これは無いよな・・・」と思いつつ、
リヤパネルを取り付けてみました。
あっさり復旧しました。リヤパネルがアースラインを兼ねていたようです。色々なことがあるものです。