TEAC製３ヘッドシングルキャプスタンカセットデッキ、V-1050の修理依頼をいただきました。
最近になって動作品として購入したものの、特定の銘柄のテープを痛めるということです。
ということで、そのテープお送りいただきましたので、後ほどテストに使用したいと思います。
カバーを開けてメカを取り出します。
ピンチローラー表面がテカテカに光っています。これが不具合の原因と思われますので交換します。
ベルトの劣化やプラスチックの破損など、各部に異状が無いことを確認します。
お送りいただいたテープでテストを行いましたが、A面は損傷が酷く使用できない状況でしたので、
B面でテストを行いました。まったく正常に録再できます。
315Hzの信号が記録されたテープを再生し、速度を調整します。
ヘッドアジマスの調整を行います。
録再バランス調整を行います。
テープポジションの異なる数種類のテープで録再状況を耳で確認し、修理完了です。
