KENWOOD製CDレシーバー、RD-VH7PCの修理依頼をいただきました。私も修理機のモニター用に長年使用している名機です。
症状は、CD再生時に雑音のみ出力されるということです。以前も同様の修理を2度ほど行ったことがあります。
CDを挿入しましたが、当初聞いていた状況とは異り、「NO DISC」と表示され、まったくディスクが読み込まれません。
しかし、電源投入後10分以上経過すると、CDが読み込まれるようになりました。ただし、聞こえてくるのは「ザー」というノイズのみです。
外装パーツの分解を進めます。
CDユニットを取り出します。下にはCDユニットと干渉しないように電源コンデンサーが寝かせて取り付けられています。
ついでですので、メイン基板も取り外し、この機器のウィークポイントのひとつであるスピーカー端子とリレー端子の取り付け部を再半田します。
CDユニットの裏にある基板上の電解コンデンサーを交換します。寝かせる方向を誤ると、メイン基板と干渉しますので注意が必要です。
今回は、ローディングベルトの交換もご依頼いただきました。
周辺パーツを分解し、ベルト交換を行います。
元通り組み立てて動作確認し、修理完了です。