TASCAM238です。
再生不可になってカセットが取り出せなくなったということです。
テープの巻きこみが原因です。
ピンチローラーにこれだけのテープが巻き付いていました。
これで一応動作するようになりました。
しかし、突然勝手に停止しました。そしてカウンターがゼロに戻っています。この状況は以前も経験済みです。
カバーを開けてメカを取り出します。
指先にあるのが、誤消去防止検知孔とカセット検出のスイッチのレバーです。
背面のモーターを取り外すと、
スイッチが現れますので、接点復活剤を処置します。
ピンチローラーを専用クリーナーで清掃します。
元々キャプスタンモーターの回転音が大きいことが気になっていましたが、音が断続的に発生するようになりました。
試しに録音再生してみると、速度が不安定になっています。これでは使い物になりません。
メカを再度降ろします。
モーター基板の電解コンデンサーが液漏れしていましたので交換します。10μFが3ケ、1μFと4.7μFが各1ケ、無極性の3.3μFが2ケです。
異音が無くなり速度も安定しました。
以上修理完了です。